2017.01.14 カテゴリ:仕事性能 タグ:住宅性能、耐震、省エネ, 長期優良住宅、ZEH
COO では家の性能を「売り」にしていないので、あまり表だってうたってません。
一応、建築基準法で定める内容以上の仕様を標準にしているので、まあまあ良い性能です(笑)
まあまあ良い性能って何?
上図は国が促進している長期優良住宅のイメージ図です。
全部で9項目あるのですが、その中でも必須とされているのが
1.耐震性 ・・・耐震等級2以上(建築基準法の1.25倍)
2.劣化対策 ・・・劣化対策等級3相当+床下空間330mm以上
3.維持管理・更新 ・・・構造耐力上主要な部分
水の浸入を防止する部分
給水・排水の設備
上記3項目について少なくとも10年ごとに点検すること
4.省エネルギー性 ・・・省エネルギー対策等級4以上
の4項目です。
COOの家の仕様
1.耐震性 ・・・標準では耐震等級2以上です。(但し自分の地元の様な町家では等級1以上としています)
2.劣化対策 ・・・標準では等級3相当+350mmです。(但し自分の地元の様な町家ではクリア出来ない場合もあります)
3.維持管理・更新 ・・・現状は1年目・3年目 それ以降はご連絡があり次第点検(ここはCOOとしても改善が必要です)
4.省エネルギー性 ・・・標準では等級4以上です。(断熱地域区分を富山県内でも厳しい山間部の4地域に合せてます)
こうやって見ると「維持管理・更新」をクリアすれば長期優良住宅になりますね!
只、ここで皆さんに知っておいて頂きたいのが長期優良住宅=良い家では無いという事です。
先ず、上記の必須項目をクリアすれば長期優良住宅の認定を受けれますが、
それは施工精度まで検査して認定しているのでは無く、設計図書上での認定です。
結局、施工店がしっかりと施工しなければ本当の意味での長期優良住宅にならないう事です。
自分も地元大手ビルダー2社で16年以上現場監督をしていたので分かるのですが
現場監督の多くは学校を卒業して未だ2~3年の子供やベテランになると年間20棟近く
一人で担当させられるので、現場でしっかりと施工されているかなんて見切れません、
結局、業者任せになってしまいます。
その点、COOでは私が責任をもって見切ってます!
現場の数が少ないのもありますが(涙)