




・日中でも電気を点けないと暗い。
・風通しが悪くジメジメしている。
・隣家と屋根のケラバの出が複雑に入り組んでいる為、雨風になると雨漏りする。
上記を受けて
・とにかく、「町家なのに、こんなに明るいの」と誰もが思う家にしようと思った。
・鰻の寝床を逆手にとって、長い廊下(開放的な)を利用して子供達が走り回れる楽しい家にしよう。
結果こうなりました
・その為に、安易に天窓を取るのではなく(方位に合わせて屋根の向きを自由に変えれない為)恐らく当分建替えや増改築の予定が無いと思われる隣家の平屋部分に此方の中庭と吹抜けを設ける事により全ての居室に光が届く間取りとした。
・1階と2階の空間は吹抜けで繋がり、中と外は中庭を介して回遊出来るウッドデッキで繋げた。(1階と2階、中と外の境を曖昧にし、限られた敷地内においても広がりを感じれるように)
・隣家との間を60cmほど離す事によって、風の通り道を作り室内に風を取り込めるようにした。1階2階の同じ位置に窓を取り風の無い日には上昇気流による上下の風を起こさせる工夫もした。