居場所を感じる二世帯の住まい

息子さん家族が転勤から地元に戻ることになり、「実家で同居を」と思ったのだが、冬の朝、室温2℃になることもあるほどとにかく寒い家で、古い町なので日中でも電気を点けないといけない部屋が多いということもあり、建て替えたいというオーダーだった。

上記を受けて

・若夫婦はお爺ちゃんお婆ちゃんを立て、とても仲の良い御家族でしたので、同居と言っても分離された二世帯住宅ではなく、親世帯、子世帯の寛ぐ場所を上手に創ってあげたいと考えた。

結果こうなりました

・2階に若夫婦用のセカンドリビングを設け1階のＬＤＫとは吹抜けを介して繋いだ。
・玄関ホールからストリップ階段を介してリビングに十分な光が入るように、リビングの入口はガラス引戸＋ガラス袖壁＋ガラス欄間に。明るく家族の気配を感じる住まいとなった。

・地元のお祭り（曳山祭り・おわら風の盆）が大好きな男性の一人暮らしのための家。

上記を受けて

・地元のお祭り時に映える外観（昔ながらの町家の雰囲気を残しつつも少し今風のスッキリとした感じ）にしたいと思った。
・内装は白と黒を基調とした男性的で落ち着いた空間にしたいと思った。

結果こうなりました

・町並みを意識したファサードと、男の一人暮らしの似合うモダンな内部空間が両立した住まいとなった。